地球は4大文明を始め、発展し続けてきています。そのうち、黄河文明は中国の長い歴史を作ってきています。

一つの文明は河という元があり、その源は水であります。地球のすべての生命は水があってから誕生してきたものです。水は全ての生命の源と言っても過言ではありません。人の身体は70%が水分であると言われています。

水は化学元素ではH2O、どこの水も変わりはない。しかし、水は質の違いがあります。現代では硬水、軟水、ミネラルなどを分かり、その作用はどう身体に影響を与えるのかを研究してきています。

私達は水質にこだわり、高原に近い地方の湧水を使用するのは、現代の科学ではまだ測りきれない部分までみているからです。浮腫を良くするには流れ水、のぼせてほてる身体には井戸水、何か身体の不調を良くするためには水の働きを考えます。流れ水は流す力、井戸水の様にこもって流れない水は留める力、その力を水の「気」といいますが、東洋医学でいう水質のことです。

東洋医学では水の種類を33種類に分け、その中で一番上質である最高の水は高原の湧き水であると考えています。日本のアルプス山脈の湧水がその最高の水であります。

ですから、ハーブ茶は必ずこの水を使い、ハーブの成分が充分に出るようにじっくりと長く煎じあげます。

漢方やお茶を煎じるときには、容器のこだわりも非常に重要視します。ハーブの成分を破壊する鉄や金属の鍋は使わず、土鍋を使います。土でできた陶器を使用することが鉄則です。土の性質は様々な物を収めて分散しないようにして、人の胃腸が吸収しやすい状態にしてくれます。

東洋医学はこの「土」のことを胃腸として考えます。口から入ってくる食べ物を消化吸収して自分の栄養にする上で土でできた鍋以上のものはない。胃腸は消化吸収する源として大切に養うことが必要です。

日本の漢方の生薬は８割が中国からの輸入です。一番良い上質の生薬を使用しております。弊社で使用するハーブは全て中国産の一番上質の物を使用し、病院や薬局で卸している信頼性の高い安心できるハーブにこだわっております。取り寄せたハーブは色、形、香、煎じた味の全てが納得した上で厳選したものでございます。

直接足を運んで中国の取り寄せる会社に確認し、提供する農地まで直接見学兼視察もし、農薬の心配もない保存の防腐剤の心配もない、乾燥時の衛生管理までできているところを確認してまいりました。

当社の皆さんは禹先生と一緒に一つ一つハーブを煎じて今のハーブティーにたどり着いたのです。使用する水、素材の厳選、量の調整、入る順番、容器の選び、煎じる時間のちょっとしたところで味が変わることに大変苦労してきました。同じ味を保つことは非常に難しく大変なことであると実感しました。

禹先生は普段、中医学に基づいて鍼灸治療院と漢方アドバイザーとして仕事をしています。そして、中医養生を教えて多くの方々が家族も一緒に健康になれるよう、日本の現代社会の特徴から現れる様々な健康問題をハーブを通じて一助させていただきたいと思っております。