舌は鏡の様に私達の身体の情報を出してくれます。発熱時は紅くなったり、酒を飲んだ次の日は白くなったりします。部分的にも分りやすく、頭痛や不眠が続いて気が張っている時には舌の先の部分が紅くなります。水の代謝が悪い時には、舌の面が唾液が多すぎたり、歯の痕がついたりします。
舌の見方を一緒に勉強してみましょうー
普段は紅くないが急に紅くなったら風邪の時に発熱したりすると紅くなります。または体力がなくて、ほてる、のぼせる、汗の調整が上手くできない時も現れます。
身体に熱がこもっている方に多く現れます。舌の先の部分に赤い点が多いのは、心配ことや考えることが多い、ストレス、寝付きが悪く、不眠があるから良く見られます。真ん中あたりに紅点が多いのは胃腸に炎症や便秘などがあるからよく見られます。
歯痕舌は身体の水代謝が上手くできずに水が身体のあらゆるところに滞っている時、または冷えて温かいパワーが不足して自分の水代謝の機能が弱い方。もしくは、運動不足で循環の勢いがたりなく体外に代謝できない方に良く現れます。
地図舌は胃腸の弱い方に現れますが、ストレスで胃腸炎になる方、もしくは潰瘍になる方に現れます。胃腸の元気がなさすぎて食欲もなく、慢性疲労もたまり、不眠もあって上手く休めない方に多く見られます。
烈紋舌は身体に必要な栄養がバランス良く取れていない時です。お年の方に多いですが、身体の中に充分な血液と潤いが足りない状態です。大病を患った後、高熱を出した後に一時的に現れることもあります。
白苔は胃腸の不調を表しています。酒を多く飲んだ次の日、暴飲暴食、冷えから風邪になった時にも分りやすくでます。常にある方は慢性的に消化しきれていない栄養が身体に蓄積していることを表します。
