薬膳を日々の糧に
私は東洋医学の専門家で、薬膳と漢方を実践して治療に生かしている鍼灸師の夫(禹先生)の影響を知らず知らずのうちに受けていました。
気づくと少しずつ東洋医学の世界に染まっていたのです。
中国で生まれ育ち、15年ほど前に来日。
日本で同じ中国人の夫と結婚。
考えてみたら、夫といて病院に行くことがほとんどありませんでした。
暮らしの中で体調が良くないことは女性なら良くあること。
でも頭痛、腰がつらい、肩が凝る、膀胱炎、生理痛や食あたり、風邪などの時にいつも夫が鍼灸と薬膳食、漢方で治してくれました。
子供が産まれて4年になりますが、予防接種とインフルエンザ検査でしか病院には行ったことがありません。
最初は病院に行かなくていいの? 高熱だけど解熱剤は使わなくていいの? など不安が多くありましたが、夫の対応を見て徐々にその心配もなく信頼できるようになっていました。
いまでは東洋医学が私たち家族の健康をしっかりと守ってくれていることを実感できるようになりました。

ShizukuARを立ち上げるきっかけは夫が治療後に患者さんに供していたドリンクです。
そのドリンクは300 年ほど前の中国の皇帝が健康維持のために飲んでいたものを当時の古いレシピを読み解きながら夫が再現したものです。
患者さんたちにこのドリンクはどこで?と聞かれることが多く、夫はそのドリンクを飲めるお店を開いたり、ドリンクを商品化していく会社を作ろうという計画を立ててくれました。
そのドリンクこそいまの薬膳サンメイタン。
夫の考えに賛成し、私自らこの会社をやってみたいと思いました。
私はアパレル商社出身で飲食や食品のことは初心者でしたが、この会社が進めていく事業の内容に共感でき、楽しくできて人のためになるところが気に入りました。
私自身、薬膳を日々の暮らしの中で体験し、その力を深く実感してきました。不調が和らぎ、心も体も整っていく感覚——それは、家族の笑顔や安心にもつながっていきました。
この実感を、もっと多くの方に届けたい。薬膳の良さを、体験として伝え、日常に無理なく取り入れられる形で広げていきたい。そして、誰もが健やかに、自分らしく過ごせる暮らしを支えるお手伝いができたら——そんな想いが、私の中で大きくふくらんでいきました。
ようこそ、薬膳へ。
ようこそ、ShizukuARへ。
私たちと一緒に薬膳ライフを楽しみませんか。